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動物病院の選ぶ基準

長生きの秘訣は、免疫と老化抑制です

ワクチンや治療ができない凶暴猫。猫ちゃんの気持ちになれば何でもできますし、猫ちゃんの心の傷や寿命への影響も減ります

万病と老化の原因である活性酸素。活性酸素から最強に心身を護れるのはプラチナナノコロイドとアスタキサンチン

AIMは製剤AIMで、まだ流通してません。AIM30フードは流通していますが、AIMは含まれていません

猫ちゃんの死亡原因、No1は慢性腎臓病、No2は腫瘍です。これを制すれば長寿は可能です

人口甘味料が含まれる薬、フード等を猫ちゃんやワンちゃんにあげるかあげないかは自己責任で

猫ちゃんのBIG WAVE到来!FIPはGS441524で、慢性腎臓病はAIMで救命可能。次は、リンパ腫、猫白血病・エイズの救命

長寿タンパク質であるサーチュインの作用を強めるβNMNは人、猫ちゃん、ワンちゃんの初乳に最大量含有

人のコロナウイルスが猫ちゃんにうつってFIPになったり、猫ちゃんのコロナウイルスが人にうつって重症化なんてありません

病気の回復の状態を判断したり、病気を予防する上で、最も信頼できるものは検査ではありません

FIP猫ちゃん、モルヌピラビルを投与しましたが亡くなりましたし、ネットでも寛解した話はほとんどききません。モルヌピラビルはダメなんでしょうか?

なぜ猫ちゃんは慢性腎臓病が多いんですか?予防法はありますか?

うちのワンちゃん、よく下痢します。対策はありますか?

慢性腎臓病、皮下補液量が少ないと、慢性腎臓病は日に日に増悪し、ラプロス、リン吸着剤、処方食をあげても生活の質は改善しません

大型犬で老化が早く足腰が弱っています。何かできることはありますか?

人のCOVID19のお薬、モルヌピラビルを、FIP猫ちゃんの治療に”はじめから”使いたいのですが。

AIM30というフードやチュールに慢性腎臓病に効くAIMは含まれていますか?

うちのワンちゃん長年治療しても皮膚がボロボロ真っ黒です

うちのワンちゃんのフィラリア薬、検査なしで買いたいです

慢性腎不全の猫ちゃん処方食を食べてくれません

難治性疾患を治す再生医療は動物病院でも行われています

猫のFIPウイルスと、人のCOVID-19の一番効果的な予防・治療法は

人のCOVID-19の経口薬は猫ちゃんのFIPにも効きます

猫ちゃんの投薬方法

猫の寿命が2倍になる!鳴り物入りの薬、AIMって何?

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ワンちゃん、ネコちゃんは肉食動物です

扇風機は、熱中症対策にはなりません

 

動物病院を選ぶ基準



動物病院も生業ですが、サービス業。診療技術の前に良識のあるカスタマーサービス

 


いい動物病院、いい獣医とは?
基準は人それぞれで、いろいろな意味の相性も大事です。やはり、正確な確定診断に基づいた適切な処置、治療及びコンサルティングは極めて重要であり、その判断材料として、華々しい学歴、経歴、所属学会、認定医資格及び口コミがあります。
ワンちゃん、猫ちゃん及び人の生理、病気の数及び病態はほとんど同じですから、全ての病気を診れる獣医など存在しません。限られた得意分野を明確にし、経験不足で正確な診断ができない場合又は治療技術がない場合、謙虚に他院を紹介することは、ご家族目線に近いと思います。
そして、同じく重要で不可欠なものが良識あるカスタマーサービスです。獣医療は、生業ですが、やはりお客様から対価を頂くための誠意、真心は必須です。
ただ、お客様は神様ではありませんから、ご家族もサービスを受ける立場として対等で、信頼関係に基づいた対応をすべきです。理不尽に診療費を値切ったり、診療費を踏み倒したりして不幸な人生を歩んではいけません。お互い様の精神、感謝の気持ちで、動物病院もご家族ものぞむべきです。









長生きの秘訣は、免疫と老化抑制です



わんちゃん、猫ちゃんは、癌等の病気や老化で亡くなりますので、長寿の秘訣は、①腸内悪玉菌を積極的に叩き若い頃のように善玉菌を増やす ②盤石な免疫をつくる ③炎症を抑える ④活性酸素を効率的に除去する ⑤ミトコンドリアを盤石にする ⑥サーチュインを増やし、サーチュインの作用を強める

 


ワンちゃん、猫ちゃんは人と同じで、癌等の疾病や老化で亡くなります。
癌や疾病の多くは、免疫異常、炎症、活性酸素等が原因ですし、老化は、ミトコンドリアの老化やテロメアの短縮と言われていますから、疾病や老化を抑える方法は、①プラチナナノコロイドの投与で悪玉菌を叩く(➡善玉菌が増える)ことで、免疫を強化し、炎症を抑え、毒素の産生を抑え、水素の発生量を増やす ②最強乳酸菌、NV1(フコイダンの約5倍)を投与して免疫改善 ③βNMNとアスタキサンチンを投与して、長寿タンパク質のサーチュインの量を増やし、サーチュインの作用を強める ④プラチナナノコロイドの投与で全ての主要な活性酸素を除去し、アスタキサンチンの投与で活性酸素から生体膜を護る ⑤水素の補給で活性酸素のヒドロキシラジカルを除去し、免疫チェックポイント(癌細胞が除去されないように免疫にブレーキがかかる)を阻害し、プラチナナノコロイドとともに癌細胞の増殖を抑える










ワクチンや治療ができない凶暴猫。猫ちゃんの気持ちになれば何でもできますし、猫ちゃんの心の傷や寿命への影響も減ります



心に傷があるから猫ちゃんは凶暴になり、それを理解せず無理をおせば優しさがひっこみ寿命が短くなります

 


猫ちゃんと人も動物で、心身防御本能が遺伝子に刻まれています。人の場合は、社会的動物ですから、更に、劣等感コンプレックスが加わり、殺人や、交通事故、いじめが自然発生します。
猫ちゃんは、人の焦り、イライラ、怖れ、心配などを瞬時に察知し、猫ちゃん自身の恐怖感が増し、心の傷が深くなります。
まず、ご家族や獣医は、凶暴なのは、猫ちゃんの心の問題であると理解して、凶暴や処置困難等を問題視せず、平常心で穏やかな気持で臨みます。
選択ネット、保定袋、タオル等を駆使して、まず、猫ちゃんに隠れた気持ちにさせ、諦めさせます。猫ちゃんの隠れた気持ちと諦めがないまま強引に進めると、間違いなく、猫ちゃんのパニックスイッチを押します。そうなりますと、何もできなくなりますし、猫ちゃんの心の傷を更に深くし、猫ちゃんの寿命を縮めてしまいます。
猫ちゃんが隠れた気持ちになり、諦めたら、優しい穏やかな声で、励まし、褒めながら、”迅速”に処置を終えます。時間制限がありますから、焦らず素早く行動することが肝要です。
ちなみに、猫ちゃんは、ワンちゃんや人と異なり、躾はほぼ不可能で、更に凶暴になったり、病気になったり、寿命が短くなったりします。










万病と老化の原因である活性酸素。活性酸素から最強に心身を護れるのはプラチナナノコロイドとアスタキサンチン



主要な活性酸素を全部除去できるのは、プラチナナノコロイドだけ。活性酸素から生体膜を護れるのはアスタキサンチンだけ。

 


活性酸素には、スーパーオキシドアニオンラジカル、過酸化水素、一重項酸素、ヒドロキシラジカルなどがありますが、水素、ビタミン、グルタチオン、カタラーゼ、αリポ酸、リコピンなどの抗酸化物質がそれらを除去してくれます。ただし、主要な活性酸素の全てを除去できるのは、プラチナナノコロイドだけです。つまり、活性酸素を除去する万能抗酸化物質は、プラチナナノコロイドだけです。細胞の健康や寿命に関わる生体膜は、活性酸素の連鎖反応により、脂質ペルオキシラジカルを経て過酸化脂質ができます。この有害反応から生体膜を護れるのはアスタキサンチンだけです。
その他の抗酸化物質は、除去できる活性酸素に限りがあり、ほとんどの活性酸素から無防備です。
プラチナナノコロイドは金属ですが、ナノ化したプラチナは、体内に蓄積されずに体外に排出されますから安心です。










AIMは製剤AIMで、まだ流通してません。AIM30フードは流通していますが、AIMは含まれていません。



製剤AIMの静脈注射は生涯継続で、中断したら亡くなる透析と同じで、AIM30フードだけで慢性腎臓病の状態は改善しませんし予防もできません。やはり、相当量の水分補給が必須です

 


慢性腎臓病は、本来、体外に出すべき尿毒素が全身の炎症をおこし、死に至ります。製剤AIM静脈注射は、この血液中の尿毒素を取り除く透析効果があるため、症状が改善し救命できますが、注射を中断したら亡くなります。つまり、慢性病末期猫ちゃんは、製剤AIMを投与しても腎臓機能は回復しません。
今のところ、無毒化最高濃縮幹細胞培養上清液、βNMN、アスタキサンチン、グルタチオン及びLシスチンだけでは、慢性腎臓病末期猫ちゃんは、相当量の皮下補液で悪化を防いでも、救命するのは難しですが、現在、更に、腎臓壊死・老化細胞を除去する史上最強自然免疫活性化物質や、プラチナナノコロイドを追加して効果を観察しています。
AIM30に含まれる、Lシスチンは、AIMではなく、透析効果はありませんから、慢性腎臓病末期猫ちゃんを救命できません。Lシスチンは、慢性腎臓病初・中期猫ちゃんの腎臓機能を回復させることや、慢性腎臓病を予防することが期待されていますが、いずれも、慢性腎臓病の主因である、水分不足を是正しなければ、難しいです。
やはり、相当量の水分補給をして、慢性腎臓病を悪化させないことが極めて重要です。また、相当量の水分を補給することで、腎臓への負担も減り、腎内尿路が詰まることも、炎症が起きることも軽減され、引いては、慢性腎臓病を、自然に効果的に予防できます。









猫ちゃんの死亡原因、No1は慢性腎臓病、No2は腫瘍です。これを制すれば長寿は可能です



遺伝的に飲水量が少ないから慢性腎臓病になり、自然免疫が弱るから癌になり老化します

 


猫ちゃんはの多くは、慢性腎臓病や腫瘍で亡くなりますので、この病気を予防すれば、自然と長生きできます。
猫ちゃんは、遺伝的に少量の飲水で、危険な尿毒素を体外に排出することができます。そのため、腎臓が疲弊することが早いですし、高濃度の尿毒素の影響で、腎内尿路は詰まりやすくなり、かつ、炎症、壊死、線維化を招き、結果、慢性腎臓病になります。であれば、若い時から、猫ちゃんに水分摂取をまかせずに、ありとあらゆる努力と工夫をして、猫ちゃんの水分摂取量を増やすことが、慢性腎臓病の予防になります。
老化細胞が自然免疫によって除去されないと、老化細胞は正常な細胞まで老化させ、引いては癌化します。自然免疫が盤石であれば、老化細胞も癌細胞も容易に除去され、癌や老化は抑制されます。
この自然免疫を、最強に活性化する物質は、これまでフコイダンでしたが、最近、このフコイダンの約5倍の力がある物質が発見され、これに、βNMN、アスタキサンチン及びプラチナナノコロイドを加えれば、癌を治癒、予防できますし、かつ、老化を抑制できます。人と異なり、猫ちゃんは、癌を認識できませんから、不安、恐れ、心配による自然免疫の抑制がありません。そのため、自然免疫強化による癌治療や老化抑制の効果が出やすいです。ちなみに、抗癌剤は、効かない上に、副作用が激烈でQOLを著しく下げます。最悪なのは、癌を駆逐し老化を抑制する自然免疫をズタズタにします。









人口甘味料が含まれる薬、フード等を猫ちゃんやワンちゃんに
あげるかあげないかは自己責任で



人工甘味料は毒性が許容範囲でも危険性はゼロではありませんから、心配ならあげない

 


人では、生活習慣病予防やダイエットの観点から、糖質ゼロの食品や飲料水が賑わいを見せています。
糖質の代わりに、低コストの人工甘味料が使われていますが、その毒性も指摘されています。毒性の許容範囲であれば法律的にはOKですが、やはり、許容範囲でもリスクはゼロではありませんし、安価な輸入物を使う企業が多い中、合成に使われた有毒な化学物質が残留している危険性もあります。
人工甘味料は、人では薬品の添加剤としても使われ、猫ちゃんやワンちゃんのフード等にも含まれています。
人、猫ちゃんまたはワンちゃんも、やはり、最後は、自己のまたはご家族の判断で決めるべきだと思います。
ちなみに、私は、人工甘味料の毒性については承知の上で、日常的に、ダイエットコーラやノンアルコールを好んで飲んでいましたが、最近、目の不調を感じ、一旦、人工甘味料の含まれる飲料水をやめました。すると、目がスッキリ。含まれるアスパルテームは、体内で、一部はメタノールになりますので、目の不調がでるのは、至極当然です。これを機に、ダイエットコーラはやめて、炭酸水と、人口甘味料フリーのノンアルコールビールを飲んでいます。









猫ちゃんのBIG WAVE到来!
FIPはGS441524で、慢性腎臓病はAIMで救命可能
次は、リンパ腫、猫白血病・エイズの救命



猫ちゃんの生命を脅かす疾病は消えつつあります。

 


人のCOVID19の感染爆発により、猫ちゃんの不治の病であるFIPも、手遅れでなければ100%救命できるようになりました。また、宮崎博士のAIM製剤開発により、慢性腎臓病で亡くなる猫ちゃんもいなくなります。ただ、AIM投与でも、慢性腎臓病後期の猫ちゃんは、腎臓の再生は不可能で、尿毒素の除去、すなわち、透析効果のみを期待できますので、貧血がある場合は、ホルモン剤投与、輸血等の処置が必須になります。また、定期的な静脈注射が必要ですから、水分補給量を増やし、慢性腎臓病の悪化を防ぎましょう。リンパ腫は、抗癌剤が比較的有効ですが、再発し、副作用も強く、結局亡くなる場合が多いですし、再生医療でも功を奏しません。イベルメクチンは抗癌作用があり、リンパ腫猫ちゃんの症状が改善しました。また、猫白血病や猫エイズは、逆転写酵素の働きでウイルスが増殖します。この逆転写酵素に作用する核酸アナログ製剤を投与すれば、猫白血病や猫エイズは、FIPと同様に救命できる可能性があります。皆様諦めないでください。









長寿タンパク質であるサーチュインの作用を強めるβNMNは人、猫ちゃん、ワンちゃんの初乳に最大量含有

βNMNで、再生、免疫強化で若返り! 本来体内にあるもので副作用はありません

 


βNMNは、長寿タンパク質であるサーチュインの作用を強めることで、再生を促進し、かつ、免疫を強化します。βNMNの摂取で老化を抑え、様々な疾病を予防できます。βNMNは、初乳に最大量含まれ、加齢により減少しますので、サプリ等で補う必要があります。サプリでは、化学合成NMNや添加物が含まれるNMNは危険な場合もありますし、無効なαNMN等が含まれていますのでおすすめできません。添加剤等を一切含まない有用酵母産生βNMN純品がベストです。βNMNの1日摂取量は、人では1,000mg、猫ちゃんでは100mg、わんちゃんでは、100~200mgです。口腔等の粘膜からの吸収が一番良好です。なお、地球上で一番、活性酸素から生体膜を護るアスタキサンチンも、βNMNと同じ効果がありますので、βNMNとあわせて投与しましょう。









人のコロナウイルスが猫ちゃんにうつってFIPになったり、猫ちゃんのコロナウイルスが人にうつって重症化なんてありません。


基本、コロナウイルスは種(人や猫など)を選びますし、FIPや、人の新型コロナウイルス感染症重症化は、ウイルス側ではなく、宿主(人、猫)側の免疫異常に原因があります。

 


無配慮でセンセーショナルな事例報告で、皆さん、パニックにならいでください。狂犬病ウイルスなら、哺乳類間でうつり、致死的な結果を招きますが、基本、コロナウイルスは種(人、猫等)を選びますし、人の新型コロナウイルスが、猫にうつって猫がFIPを発症することも、猫のコロナウイルスが人にうつって人が重症化することもありません。正直、コロナウイルスは、人でも猫でも、既に蔓延しています。また、人の新型コロナウイルスの重症化や、猫のFIPの原因は、コロナウイルス側ではなく、宿主(人や猫等)側の免疫異常ですから、人も猫も、うつることを心配するより、免疫を強化することが賢明であり実効的です。









病気の回復の状態を判断したり、病気を予防する上で、最も信頼できるものは検査ではありません。


検査は重要で、診断、回復判断、予後判定及び予防のためには有用ですが、完全ではなく、不要な心配及び不安を煽る側面もあります。では一番信頼できる指標は?

 


一番信頼できる指標。
それは、ご家族の、毎日の鋭い”観察力”と”直観(感)”です。これに勝る指標はありません。

獣医の仕事は、教科書や学会での知見を一度分解して、吸収した後、ワンちゃんや猫ちゃんを診て、臨床経験を積み、獣医自身の知恵として再合成させ、治療や予防に反映させることです。だからこそ、コペルニクス的発想が生まれます。職人の技と言えます。

日本一の牛肉ブランドは、”宮崎牛”ですが、私は、宮崎牛作りのコンサルタントをやっていたころ、14年目に覚醒しました。宮崎牛を作るのは、マニュアルではなく、農家さん自身の匠の技だと。設計図や建築マニュアルだけでは、魅力的な家は建てられません。
それは、日本一の賞を何度も受けた、宮崎県児湯郡都農町の故 黒木学師匠が教えてくれました。その秀逸した示唆は、獣医の臨床でも、または、ご家庭においても生きています。

 検査は、有用な側面と、正しい判断を見誤る側面があり、後者で、ご家族は、不要な心配や不安に苛まれます。
 検査結果を、森を見て木を見るように見て、ご自身の観察力と直観(感)をフル稼働させて、ワンちゃん、猫ちゃんを護ってください。









FIP猫ちゃん、モルヌピラビルを投与しましたが亡くなりましたし、ネットでも寛解した話はほとんどききません。モルヌピラビルはダメなんでしょうか?


まず、SPARKAURAやMUTIANで軽症化してからモルヌピラビルを投与すると寛解します

 


ダメではないですが、
FIP猫ちゃんのほとんどが重症です。そのため、治療はじめからモルヌピラビルを投与してもみんな亡くなりますが、FIP重症猫ちゃんにも効く、GS441524を34日間投与して、軽症化すれば、モルヌピラビル投与でも寛解できます。
ただ、1~2才を過ぎると、GS441524からモルヌピラビルへの移行が難しく、モルヌピラビルが使えない場合が多いです。
あと、モルヌピラビルは、GS441524と比較して、深刻な副作用があり、投薬量を誤ると、食欲、元気がなくなり、結果、体重も減ります。肝臓だけでなく、腎臓や膵臓も障害を受け、腎臓病や糖尿病になります。腎臓病では、連日の点滴または皮下補液で、糖尿病は長期的なインスリン投与で回復します。
モルヌピラビルは、さらに、深刻な副作用を引き起こす投与量が、有効量とかなり近く、かなりの熟練を要しますますので、GS441524治療による寛解経験の少ない獣医師は、モルヌピラビル治療はやるべきではないです。

①GS441524の84日間投与
②GS441524の34日間投与➡モルヌピラビル50日間投与
いずれの治療法でも、同時に盤石な免疫を作らないと再発します。
盤石な免疫を作るには、以下の方法があります。

①新鮮なお肉由来のタンパク質
②免疫スパン
③βNMN100mg
④アスタキサンチン9mg
⑤酵母
⑥乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸菌などの善玉菌やその産生物
⑦オリゴ糖、アラビノガラクタン、オオバコ
⑧幹細胞培養上清液
*maomaoには、上記のうちβNMN、アスタキサンチン、酵母、幹細胞培養上清液が含まれています。








なぜ猫ちゃんは慢性腎臓病が多いんですか?予防法はありますか?

猫ちゃんはあまり水を飲みませんから、腎臓は毎日、重労働を強いられ疲弊するのが早いです

  


尿毒素は腎臓やその他の臓器、細胞を傷つけます。その尿毒素を濃縮する力が猫ちゃんは長けていて、それがあだとなり腎臓病になります。
つまり、
①尿毒素体外排出量=尿毒素の濃縮率(腎臓の仕事量)×血液腎臓循環量ですから、水の飲む量(血液腎臓循環量)が少ないと、腎臓を酷使して尿毒素をかなり濃縮させなければなりません。

②慢性腎臓病の病態は、
 尿細管の詰まり➡慢性炎症➡壊死➡線維化➡ネフロン減少➡尿毒素の濃縮率低下➡血中尿毒素上昇➡慢性腎臓病悪化、腸内環境悪化による尿毒素産生増加➡慢性腎臓病悪化
 と悪循環に陥ります。
 
 濃縮された原尿はかなりの量の尿毒素を含み、尿細管の詰まりの原因になりますし、詰まりの原因除去に重要な役割をはたすAIMが、猫ちゃんでは全く働いていませんので、詰まりの原因が取り除かれないまま、病態が進みます。

原因から予防法は
①とにかく水分を体内にいれます。猫ちゃんにまかせてはいけません。新鮮な肉の茹で汁をさましてあげたり、その茹で汁をゼラチンと混ぜて与えたり、ウエットフード主体の食べものをあげたり、水を凍らせたペットボトルを放置したり、寒い季節は温湯をあげたりしてありとあらゆる工夫をします。強制経口給水は、猫ちゃんもご家族も極度のストレスになりますので現実的ではありません。

②猫ちゃん本来のAIMを活性化するグルタチオン(maomao)やシステイン(AIM30)を恒常的に投与する。

③腸内で悪玉菌により産生される尿毒素の量を減らす。
 方法として、乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸菌などの善玉菌やその産生物、オリゴ糖、アラビノガラクタン、オオバコの投与があります。

 来年、宮崎博士のAIMが実用化されますが、末期の猫ちゃんは、透析効果で救命できます。そのため、生涯、定期的にAIMを静脈注射する必要があります。
 できれば、十分な水分摂取で、尿細管の詰まりを最小限にとどめ、かつ、猫ちゃん自身のAIMを活性化させて、慢性腎臓病または慢性腎臓病悪化を予防したいものです。






うちのワンちゃん、よく下痢します。何か対策はありますか?


腸内細菌叢の乱れは、下痢、便秘、腸内での尿毒素やアンモニアの産生、及び免疫低下を引き起こします

 


整腸剤、抗生剤、生菌剤または腸蠕動抑制剤等でおさまる下痢であれば、ストレス性の大腸炎(時には血便を伴います)がよく観られます。もともと腸が弱くてすぐに下痢するワンちゃん、猫ちゃんの多くは、腸内細菌叢が乱れていいて、悪玉菌が増えていますので、アンモニアや尿毒素等が多く産生され、腸粘膜のバリアも崩れ、pHも上がり、腸粘膜細胞の栄養素である酪酸などの短鎖脂肪酸の産生量も減っています。
そこで、
①善玉菌である、乳酸菌、ビフィズス菌及び酪酸菌
②善玉菌産生物
③オリゴ糖、オオバコ、アラビアガム、乳酸
 などを投与して、悪玉菌を減らします。

療養食でおすすめは、ヒルズのバイオームです。
サプリでは、キューテックなどがあります。

腎臓に負荷を与える尿素や、腎臓病を悪化させるインドキシル硫酸、p-クレシル硫酸及びトリメチルアミン-N-オキシドなどの尿毒素が腸内細菌叢の乱れから増加することから、慢性腎臓病では、腸内環境を整えることは極めて重要です。

FIPは、免疫異常により発症しますので、腸内環境を整え、免疫を強化することは、FIP及びFIP再発予防につながります。






慢性腎臓病、皮下補液量が少ないと、慢性腎臓病は日に日に増悪し、ラプロス、リン吸着剤、処方食をあげても生活の質は改善しません


慢性腎臓病における体内水分不足で腎臓組織は更に壊死線維し慢性腎臓病は増悪します

 


慢性腎臓病では、尿として体外へでる水分は、摂取する水分よりはるかに多く、体内の水分バランスは常にマイナスで、結果、腎臓組織は壊死線維化し、慢性腎臓病は悪化します。
慢性腎臓病の病態である、尿細管の詰まり➡慢性炎症➡壊死線維化➡ネフロン減少で腎機能低下。この病態は、グルタチオン、AIM、幹細胞培養上清液、βNMN、アスタキサンチン及びラプロスで改善されますが、まずはじめに、更なる慢性腎臓病の悪化の原因である体内水分不足を、皮下補液等で是正する必要があります。これは、病態の改善、引いては、再生のスイッチであり、このスイッチがONにならないと、症状や腎機能は回復しません。
重篤なうっ血性心不全や、慢性腎臓病終末期で、尿産生の極端な減少または停止の場合は、皮下補液等は慎重投与、または禁忌になりますが、そうでなければ、3~4kgぐらいでも、毎日300~500mlの皮下補液を実施した方が症状や腎機能は回復します。
多くの獣医が懸念する、高血圧による失明、肺水腫または貧血進行による低酸素症などの副作用は、弊クリニックでは経験はありません。
処方食は、腎臓への負担を軽くする栄養成分になっていますが、旨みが少なく、食べてくれない猫ちゃんがいます。そうしますと、まず、自身の脂肪を、次に筋肉を分解しますので、高タンパク質のごはんを摂取していることと同じになります。
十分な皮下補液で体内水分不足を是正し、グルタチオン、AIMとあわせて尿細管の詰まりを除去し、ラプロス、NMN、アスタキサンチンで慢性炎症を抑え、壊死線維化した線維部分を幹細胞培養上清液で溶解し、NMN、アスタキサンチン、及び幹細胞培養上清液で再生させる、積極的な治療を行えば、猫ちゃん本来のごはんであるお肉をあげるほうが、よく食べてくれますし、生活の質は維持されます。
お肉のリン含量が気になる方は、イパキチン、キドキュアまたは炭酸ランタンを投与すれば解決です。

慢性腎臓病の治療
1.再生の環境づくり
  (1)腎臓内尿細管の詰まり除去
    集中大量皮下補液
    グルタチオン
    AIM
  (2)慢性炎症抑制
    ラプロス
    天然アスタキサンチン
    天然NMN
  (3)壊死線維化部の線維溶解
    幹細胞培養上清液
 
2.腎臓細胞•血管の再生
   天然NMN
   天然アスタキサンチン
   幹細胞培養上清液

3.腎臓病を悪化させる尿毒素、インドキシル硫酸をさげる。
   ラクツロース





大型犬で老化が早く足腰が弱っています。何かできることはありますか?


長寿タンパク質、サーチュインで老化を遅らせ、ワンちゃん本来のお肉をあげましょう



老化を遅らせることはできます。それは、長寿タンパク質であるサーチュインを働かせることです。
また、老化や、多くの病気の原因である活性酸素から生体膜、ミトコンドリア、遺伝子を護ることも肝要です。
大型犬でしたら、天然NMN200mgとアスタキサンチン9mgを投与します。
この他、肉食動物であるワンちゃんは、本来、植物性タンパク質ではなく、お肉由来のタンパク質を摂取すべきです。
お肉はまだ明らかになっていない力があります。
天然NMN200mg、アスタキサンチン9mg、そして、赤肉をあげますと、若返り、癌などの病気も予防できますし、明らかに、元気がでて、筋肉がつき、足腰がしかっりしてきます。毛艶、表情等もよくなります。





人のCOVID19のお薬、モルヌピラビルを、FIP猫ちゃんの治療に”はじめから”使いたいのですが。


FIP猫ちゃんの多くは、人のCOVID19の重症患者と同じです



人のCOVID19の治療では、重症患者には、レムデシビル(GS5734で、体内でGS441524に代謝され活性を示します)を投与し、軽症、中等度の患者には、重症化しないようにモルヌピラビルを投与します。
FIP猫の治療薬を販売している会社は、FIPのタイプやステージを示していますが、臨床では、血液検査や超音波検査だけではFIPのタイプやステージを決めることができない場合が多く、ほとんどが、重症患猫です。よって、モルヌピラビルを治療開始から投与しても、ほとんど救命できず、はじめの34日間はGS441524で軽症化してから、モルヌピラビルを50日間投与しますと、寛解できます。
ただ、モルヌピラビルは、副作用が、比較的早期に強くでるため、厳密な投薬量の設定が重要になります。ちなみに、FIPの世界的権威である、Dr Pedersenが自身のホームページで言及するモルヌピラビルの投与量ではみんな亡くなりましたので、弊クリニックでは、効果的、かつ、副作用を最小限に抑える、独自の投与量を決め、みんな生存して元気です。
 GS441524 21日間投与➡モルヌピラビル50日間投与。このプログラムは、弊クリニックオリジナルの治療法で、回復、寛解して、今のところ、再発や重篤な副作用は観られません。





AIM30というフードやチュールに慢性腎臓病に効くAIMは含まれていますか?


AIMは静脈注射用で、AIM30というフードやチュールにはγグルタミルシステインが含まれています


末期の慢性腎臓病猫ちゃんも救命できるAIM。
残念ながらAIM30というフードやチュールにはAIMは含まれていません。まぎらわしい表示ですよね。

AIMは、来年か再来年に製品化される静脈注射用のお薬で、慢性腎臓病治癒の足がかりになる、腎臓内の尿細管の詰まりを除去しますし、末期の慢性腎臓病猫ちゃんでも、血液中尿毒素を除去する、透析効果で救命できます。

末期の慢性腎臓病猫ちゃんは、AIMの透析効果で救命できますが、腎臓内の尿細管の詰まりを除去して腎臓を再生することは難しいかもしれません。

しかし、
PUPPY CAT CLINICでは、猫ちゃん自身のAIMをグルタチオンで活性化させ、かつ、AIM製剤を静脈注射することで、腎臓内の尿細管の詰まりを除去し、アスタキサンチン、βNMN及びラプロスで慢性炎症を抑え、幹細胞培養上清液で壊死線維化した患部の線維を溶解し、最後に、βNMN、アスタキサンチン及び幹細胞培養上清液で腎臓の血管や細胞を再生させることをチャレンジしています。

AIM30というフードやチュールには、AIMが含まれているのではなく、γグルタミルシステインが含まれています。
猫ちゃんにも生来、AIMがあるのですが、血液中でIgMというタンパク質と強く結合しているため、生涯、尿中に出て働くことはありません。そのため猫ちゃんには慢性腎臓病が多いと推察されています。
γグルタミルシステインは、猫ちゃん本来のAIMをIgMから切り離し、AIMを尿中に出し、結果、慢性腎臓病の病態である腎臓内の尿細管の詰まりがとれ、再生の足がかりが整います。
γグルタミルシステインはグルタチオンの前駆体で、グルタチオンも同じく、猫本来のAIMをIgMから切り離しますので、PUPPY CAT CLINICでは、グルタチオンを用いています。
尚、グルタチオンは、国内では薬剤ですが、アメリカでは、サプリとして販売されています。ただ、サプリは添加物が含まれていますので注意が必要です。例えば、αリポ酸は猫ちゃんには有毒ですから、αリポ酸入りのグルタチオンサプリは危険です。



うちのワンちゃん長年治療しても皮膚がボロボロ真っ黒です


ワンちゃん本来の自然治癒力を強化してみましょう



皮膚病の原因はたくさんあり、シャンプー、処方食、塗り薬、飲み薬、注射でも、なかなか治らないワンちゃんはいます。
そういうワンちゃんは、ワンちゃん本来の自然治癒力に期待しましょう。

PUPPY CAT CLINIC
では、皮膚病のさまざまな原因を否定した上で、シャンプーに加えて、幹細胞培養上清液の静脈注射を行って治療しています。
この幹細胞培養上清液は、免疫を調整して、ワンちゃん本来の自然治癒力を強化し、治癒に導きます。

これで痒みとさよならできたらいいですね。

 

うちのワンちゃんのフィラリア薬、検査なしで買いたいです


フィラリアが寄生していますとお薬でショックを起こしますので



フィラリアが寄生していますと、ショックを起こすお薬がありますので、毎年、検査をおすすめします。
フィラリア薬でフィラリアの子虫(ミクロフィラリア)が死滅し、ショックを起しますので、どの予防薬もフィラリア検査をした方がいいですが、前年度の予防期間に確実に予防薬を投与されてれば検査は要らないと思います。
あと、モキシデクチンでしたら、体重1kgあたり2μgならミクロフィラリアは死滅しないと言われていますので、検査なしでも投薬できるかもしれません。
ただ、個体差がありますので、自己責任で予防すべきですし、
安全性の高いモキシデックでも、一年間有効の注射液を投与される場合は、必ず検査が必要です。




 

慢性腎不全の猫ちゃん処方食を食べてくれません


猫ちゃんは肉食動物、タンパク質の旨みがなければたべません

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みなさん、旨み成分、味の素をかけますよね。美味しいですよね。
猫ちゃんは、人よりはるかに旨み成分に敏感です。
みなさんみたいに、お肉を味付けしなくても、猫ちゃんは美味しそうに食べますよね。
猫ちゃんに躾が不可能なように、慢性腎不全だから食べてちょうだいとお願いして食べてもらうの無理です。
そりゃ、慢性腎不全の猫ちゃんの多くが、旨い旨いと喜んで食べてくれる処方食があればBESTですが、ほとんどの処方食は、一番大切な、旨みの部分が欠落しています。

でも、タンパク質制限しないと、腎臓がますます悪くなってしまいます、という声が聞こえてきます。

猫ちゃんは、ごはんを長期に食べないと、まず、自身の脂肪を削り、エネルギーをつくり、かつ、水分をつくりますので、一見よさそうですが、ひどいと、脂肪肝になります。
脂肪の少ない猫ちゃんは、次に自身の筋肉を削ります。
そうです。高たんぱく質のごはんをたらふく食べているのと全く同じことなんです。危ないです。
つまり、”食べてくれない”処方食は意味がなく、スパルタすれば、猫ちゃんの慢性腎不全は悪化しますのでむしろ害です。

腎臓の慢性炎症を抑制し、腎臓細胞・血管の再生する治療を行い、キドキュア、イパキチンなどのリン吸着剤をやりながら、かつ、できるだけ多量の水分を摂取する工夫をして、猫ちゃんが最高に幸せな猫ライフを楽しめるように、
新鮮な肉を湯通しして、味付けしないで、猫ちゃん用・人赤ちゃん用粉ミルクを振りかけてあげたいですね。人赤ちゃん用ミルクで下痢する場合は、乳糖に弱い猫ちゃんですから、ノンラクト、乳糖なし粉ミルクをあげるといいですね。






難治性疾患を治す再生医療は動物病院でも行われています


PUPPY CAT CLINICは幹細胞培養上清液とサーチュインで難治性疾患を治療します

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幹細胞培養上清液やサーチュインは細胞、組織、臓器を再生させます。
血管、神経を再生させるほか、免疫力を増強・調整しますので、慢性腎不全、難治性皮膚炎、神経麻痺、起立・歩行困難、糖尿病、癌などの難治性疾患が治癒し、かつ、老化が抑制されます。
PUPPY CAT CLINICでは、サーチュインの作用を強めるβNMN、サーチュイン遺伝子発現量を増すアスタキサンチン、
そして、濃縮幹細胞培養上清液を用いて再生医療に取り組んでいます。


猫のコロナウイルスと人のCOVID-19の最善の予防・治療法


コロナウイルスはRNAウイルスで変異しやすくワクチンは効かなくなります

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コロナウイルスは、RNAウイルスで、インフルエンザウイルスと同様に変異しやすく、ワクチンが効かなくなります。
また、コロナウイルス感染症が重篤になり亡くなる理由は、宿主側(猫ちゃん、人)の免疫力が弱く、免疫の暴走(サイトカインストーム)が起きて、最後は、血栓ができるからです(DIC)。

そのため、コロナウイルス感染症の一番有効な予防・治療法は

①盤石な免疫力をつけます
 βNMNで長寿タンパク質であるサーチュインの作用を強化し、アスタキサンチンでサーチュイン遺伝子発現を増します。

②コロナウイルスの増殖を抑えます
 GS441524など


人のCOVID-19の経口薬は猫FIPにも効きます
PUPPY CAT CLINICは取り扱い病院です

人のコロナウイルスの経口薬、モルヌピラビルは核酸アナログでウイルス増殖を抑制

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モルヌピラビルは、GS441524と同様に猫ちゃんのFIPに効果がある核酸アナログですが、
重篤な副作用がほとんどないGS441524と異なり、モルヌピラビルは、細胞毒性が強く、肝臓や腎臓を傷害しますし、治療はじめからモルヌピラビルを投与しても救命できませんので、
GS441524を34日間投与して軽症化してから、モルヌピラビルを50日間投与する治療法をおすすめします。
ただ、2才を過ぎた猫ちゃんでは、モルヌピラビルは効かない場合が多いようです。


猫ちゃんの投薬方法

これで、みなさんの投薬ストレスを軽減

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メディボール

その奇跡の薬は、免疫細胞のマクロファージを死なせないタンパク質

慢性腎不全の予防、慢性腎不全悪化の抑制、血液中尿毒素の除去により長寿

寝そべる猫

猫に多い慢性腎不全。その原因は尿の通り道のつまり。
そのつまりの予防と除去で、慢性腎不全を予防でき、かつ、慢性腎不全の悪化を抑えられます。また、透析のように、血液中尿毒素を除去すると重篤な慢性腎不全猫ちゃんを救命できます。結果、寿命が延びるというわけです。取り除くマクロファージにつまりの場所を知らせ、かつ、マクロファージが早死にしないように働くのがAIMで、血液中尿毒素を除去する働きもあります。

ただ、このAIMは、猫の場合、血液中でIgMというタンパク質とかなり強く結合していて、尿にでないので、猫では慢性腎不全が多いと言われています。
重篤な慢性腎不全の猫ちゃんに、マウスのAIMを投与したところ、8日ほどで、食欲、元気が回復したようです。ただ、投与されたマウスAIMは、尿のつまりをなくして腎機能を回復させたのではなく、血液中の尿毒素を除去した(透析と同じ働き)ため症状が改善したと考察されています。腎臓機能が回復したわけではないので、マウスAIM投与を中断したら亡くなったそうです。
今、ベンチャー企業、(株)レミアが、来年の販売へ向けて準備をしているようです。ただ、製剤AIMに抗体ができて、効かなくなるとも懸念されています。
グルタチオンは、猫の血液中にある、AIMをIgMから切り離し活性化する働きがあり、グルタチオンの前駆体であるγグルタミルシスチンをドリアンから抽出してフードに入れる計画があるようです。
弊クリニックでは、AIMが販売前ですので、まず、AIMからIgMを切り離し活性化するグルタチオンを用いて治療しています。ただし、重篤な慢性腎不全の猫ちゃんでは、IgMと結合したAIMがあるうちは、劇的に回復しますが、そのAIMが枯渇しますと亡くなります(症例コーナーをご参照ください)。つまり、グルタチオンを用いた治療は、慢性腎不全の予防と慢性腎不全の悪化の抑制に限ります。

 

初乳でワンちゃん、ネコちゃんの寿命は決まります

初乳は、生存スイッチ、長寿スイッチを入れます

ミルクを飲む猫

出産日一日だけの乳を初乳といい、次の日からの乳は成乳といいます。
初乳は、羊水に近い成分で、胎便を出す働きがあります。免疫細胞や免疫物質を含むタンパク質、ビタミン及びミネラルの宝庫で、脂肪や乳糖の含量は少ないです。
あと、長寿タンパク質であるサーチュインの作用を強めるβNMNが一生分含まれ、全ての細胞の生存スイッチや長寿スイッチを入れます。

ですから、初乳の摂取量が少ないと、ワンちゃんやネコちゃんは、下痢になりがち、風邪を引きがちになり、最悪、突然死します。この突然死は、子猫ちゃんではよく観られ、元気で食欲もあり、下痢もなく、風邪も引いてなかったのに、次の日亡くなる場合があります。

高齢のワンちゃん、ワンちゃんの便秘解消法

寝そべる犬

甲状腺機能低下、慢性腎不全、糖尿病などの疾病がない場合は、水分補給、腹部マッサージ、運動、ストレスの点検と低減、オオバコ(サイリウム)や青汁粉末の給与などがあります。
また、爪切り後に手袋をして、ジェルやオイルを肛門と直腸に塗り、直腸にある糞を少し取る方法も効果的です。

肥満とダイエット

肥満は人と同じで、身体に良いことは何もありません

寝そべる犬

肥満のワンちゃんとネコちゃん、警戒すべき病気は糖尿病です。また関節や背骨に負担をかけますし、熱中症にもなりやすくなります。チワワやパピヨンでは膝蓋骨脱臼が、ダックスフンドやコーギーでは椎間板ヘルニアが多いですので、肥満は避けるべきです。

ダイエットの方法は人と同じですが、散歩などによる運動は関節や背骨を痛めやすいため、可能なら水中歩行などが良いと思います。

ワンちゃんやネコちゃんは肉食動物ですから、野菜を用いたダイエットはおすすめできません。野菜は胃腸障害を引き起こすだけでなく、尿石の原因のひとつであるシュウ酸が多いためです。

肥満のワンちゃんとネコちゃんは一日の栄養必要量が増していますので、ごはんの絶対量を減らすと我慢できず、ゴミなどを漁ったり異物を摂取したりする危険性があります。

栄養成分を考えます

そこで、ごはんの絶対量を大幅に減らすのではなく中身、つまり「栄養成分」を考えます。

パン、お菓子、米、イモなどのでんぷん質の食べ物(体内で、ぜい肉の本態、中性脂肪になります)は控え、脂身を除いた肉を主体に給与すると良いです。

牛肉や豚肉ならモモ肉、鶏肉なら胸肉などを湯通ししたり焼いたりして、味付けなしで与えます。ビタミンやミネラルは、従来のフードや市販の人用マルチビタミン・ミネラルで補います。

肥満を嫌って1~1歳半の成長期に食事制限する方がいますが、成長期は基礎代謝量が多いですので、肥満より栄養不足になることが心配です。

肥満とは関係ないのですが、成長期のワンちゃんやネコちゃんで栄養度(肉付き)の低い場合が多いです。
問題なのは飼い主さんが気づいておらず、異物摂取による腸閉塞、中毒を起こしてしまうことです。

栄養度の指標に、BCSがあります

5段階では1が痩せすぎ、5が肥りすぎです。3が適正ですが、ダックスフンドの場合は椎間板ヘルニアを警戒して2.5くらいがおすすめです。
BCS判定の方法は、かかりつけの獣医師にお尋ねください。

ネコちゃんのカニさんアワ吹き

見つめる猫

ネコちゃんのアワ吹きとは、専門的に言えば流涎(りゅうぜん)です。
多くは食欲不振・廃絶をともない、胃腸疾患、脂肪肝、てんかんなどの病気の場合にみられますが、ネコちゃんの性格によっては極度のストレスがかかった場合にもみられます。
例えば、お家でのワクチン接種後などです。この場合、緊急性はありませんのでご安心ください。あまり構わず、自由に安静にさせてください。

ネコちゃんの猫風邪、肺炎

見つめる猫

猫風邪は、主にヘルペスウイルスやカリシウイルス、クラミジア、細菌が原因で発症します。子猫は肺炎になり亡くなりますので迷わず動物病院へお越しください。

成猫は、エイズ・白血病罹患猫を除いて、猫風邪で亡くなることは滅多にありません。

しかし、猫風邪の原因のひとつであるヘルペスウイルスは、感染猫の8割で一生身体から出て行かず、ワクチンを投与していても常に目や鼻の症状(目やに、結・角膜炎、鼻水、くしゃみ、鼻詰まりなど)がみられます。
鼻詰まりで嗅覚が使えず、ごはんを食べなくなる場合は衰弱死しますので、動物病院で鼻の洗浄と薬液投与をやってもらいましょう。

また、子猫時代に猫風邪をこじらせたネコちゃんは喘息になりやすいため、肺がしぼまない肺気腫(吸った空気を出せなくなる呼気性呼吸困難)にならないよう、定期的に気管支拡張剤、ステロイド剤、抗生剤で治療しましょう。

※猫喘息は、ひどくなると呼気性呼吸困難を起こす肺気腫になります。
しかしその多くは発作性で、症状が出ない日もあります。発作時間が長くなったり、発作頻度が増えたら治療しましょう。

ネコちゃんのしつけは不可能です

寝そべる子猫

犬や人の子どものようにしつけようと無理すると、ネコちゃんは凶暴化するか、ストレスで病気になります。
ワンちゃんや人の子どもは、愛情や関心がなくなったり減ったりすることが最大級のストレスで、それが原因で病気になってしまいます。その性質を利用してしつけることは可能ですが、

ネコちゃんは、性格が全く異なります。
そのため、しつけは不可能です。

ネコちゃんはトイレも上手ですしあまり構う必要がなく、比較的飼いやすいと言われています。時には爪研ぎで壁や柱を傷つけたり、飼い主のお気に入りの布団、クッション、ソファ、衣服に排尿したりしますが、これらをしつけでやめさせることは無駄です。

しつけられたネコちゃんは、凶暴になるかストレスで病気になりますし、飼い主さんも精神がおかしくなり、引いては体調まで崩してしまいます。

対策はひとつです。まず、そのような行為は諦めて賢くなり、壁や柱を防御したり、排尿しそうな生地の布団、クッション、ソファ、衣服にプラスチックを被せたりします。
ちなみに、布団などについた尿の臭いは熱湯または次亜塩素酸をかけると消えますが、次亜塩素酸はガスに発がん性があります。十分に注意して熱湯をかけて脱臭される方が良いと思います。

ワンちゃん、ネコちゃんの下痢、鮮血について

多くはストレスや発熱が原因です

犬と猫

確かに下痢は重大な病気の症状ですが、診療現場でみられる下痢の多くは、ストレス性のものやストレスによる発熱が原因でみられ、加療によく反応します。

また、ストレス性の大腸炎ではひどくなりますとよく鮮血がみられ、悲観的になる飼い主さまが多くいらっしゃいますが、こちらも加療によく反応しますのでご安心ください。
ただし子犬、子猫の下痢は、原因のいかんを問わず脱水で衰弱死する場合があるため、一日も待たずに動物病院へお越しください。

上記のとおり、ストレスに弱いワンちゃんやネコちゃんは、大腸性の下痢や膀胱炎になったり被毛や皮膚を舐めたり、ひどい場合は尾かじりをしたりします。症状の出方は個体によって違います。
ストレスを減らしたり、性格を変えることは現実的ではありませんので、実際の対応は「早期発見早期加療」がベストです。

ワンちゃんが感じるストレス

  • お留守番(家族と離れる時間)が長い
  • 皆さまの関心や愛情が薄れる
  • トリミングやホテル、動物病院
  • 子どもや犬と遊びすぎる
  • 一日の気温差、気圧差
  • 雷などの重低音
  • 近所・家の工事
  • 家への人の出入り
  • 花火、etc.

ネコちゃんが感じるストレス

  • トリミングやホテル、動物病院
  • 子どもが絡む
  • 新参猫
  • 一日の気温差、気圧差
  • 雷などの重低音
  • 近所・家の工事
  • 家への人の出入り
  • 花火、etc.

神経過敏なナイーブなワンちゃんやネコちゃんは、下痢を繰り返します。

診療の流れ

獣医師はまず、問診、視診、触診、時には超音波診断結果から、重大な疾病である、子宮蓄膿、アジソン、糖尿病、微生物、甲状腺機能亢進症(猫の場合)、膵外分泌不全、異物摂取、食餌性、食物アレルギー、熱中症、腸重積・捻転などを否定します。

次に、ストレス性の大腸炎と仮診断して加療します。改善がみられなければ、慢性膵炎、炎症性腸炎(IBD)、腸吸収不全、腹くう内腫瘍による血行不全、消化管リンパ腫、肝硬変などの重大な疾病の検査と加療をします。

ワンちゃんやネコちゃんがごはんを食べない…
それは病気?

犬と猫

もちろん病気の場合がほとんどですが、元気なのに食べない場合があります。これは好き嫌い、嗜好性の問題です。
見極め方は、ワンちゃんやネコちゃんが大好きな本来のごはん、つまりスーパーで売っている新鮮な牛肉や豚肉、鶏肉を湯通ししたり焼いたりして、味付けなしで与えることです。

ネコちゃんと初めて暮らす皆さまへ

猫

オスなら尿道が詰まり、膀胱から排尿ができない尿閉に、メスなら乳腺腫瘍に注意してください。尿閉は1日でも排尿していなかったら、すぐに病院へ連れてきてください。3日で亡くなります。乳腺腫瘍は8歳を過ぎた段階で、時々胸から下腹部まで触って確かめてください。乳腺腫瘍は石の硬さですからすぐに分かります。ネコちゃんの乳腺腫瘍はほぼ悪性、つまりがんで、2年で肺へ転移し亡くなりますので、早期発見早期摘出手術をおすすめします。

オス、メスともに、生まれつき腎臓に問題を抱えて生まれてきます。人の40%の力しかありませんし、健全な腎臓に必要な水をあまり飲みません。ですから、慢性腎臓病が圧倒的に多いです。腎臓を治す薬はありませんので。

とにかく、人が作った味の濃いごはんや、人のかつお節を与えないことです。また、水分を摂る工夫もしていただきたいです。ドライだけじゃなく、水分含量が70%以上あるごはんも与えます。肉汁をドライにかけたりするのも良いでしょう。
水は新鮮なもの、冬は温める、ペットボトルに入れて凍らせたりします(遊び感覚で、ペットボトルの水滴を舐めます

ワンちゃん、ネコちゃんは肉食動物です

犬と猫

牛や人と比べたらはるかに腸が短く、野菜を消化できる機能が少ないです。ですから、植物由来のタンパク質の多い市販のドッグ・キャットフードより、動物由来のタンパク質の多いごはんをあげる方が自然ですし、本来の自然治癒能力も高まります。加工品ではなく、スーパーに売ってるフレッシュなお肉を湯通しして与えるのがベストです。

学者の研究によると、ワンちゃんやネコちゃんが好きなお肉BEST5は、1位は山羊、2位は牛、3位は豚、4位は鶏、5位は魚です。
そうです。猫は魚が好きなわけではありません。これは、日本の食文化とサザエさんの影響だと思われます。

さて、注意点があります。湯通し後のお肉は、絶対に絶対に味付けしないこと。味付けしますと、間違いなく腎臓がダメになりますから。

また、お肉だけだとビタミンやミネラルが不足しますので、人の赤ちゃん用の粉ミルク(下痢する場合は乳糖フリーの粉ミルク)または人のマルチビタミンとマルチミネラルのサプリメントを加えて補います。これで完全食です。
ワンちゃんとネコちゃんは生まれつき腎臓が弱く、犬は人の60%、ネコはなんと40%の機能しかありませんから、水分含量を増やす工夫が必要です。

これで現在動物病院で圧倒的に多い皮膚病や慢性腎不全などは減ると思います。
また、高齢で特に慢性疾患がないワンちゃんやネコちゃんであれば細胞がみなぎります。立てないワンちゃんやネコちゃんでも立てるようになり、かつ毛艶などが良くなります。
いずれにせよ「あっ」と感じる変化があります。私の経験では、21歳の柴犬が立てました。

扇風機は、熱中症対策にはなりません

寝ている子猫

高齢になりますと、熱調整が苦手になり暑さに弱くなります。ワンちゃんは、人のように水の汗をかきませんので、扇風機は全く意味がなく、熱中症対策にはなりません。扇風機はむしろ、25℃以下設定のエアコンを使う際、空気を循環させることでワンちゃんのいる空間を冷やしすぎないために用います。つまり、寒さ対策です。

熱中症対策として、エアコンの他に、風通しの維持、直射日光による輻射熱を遮る寒冷紗などの設置、熱伝導が良いアルミボード、大理石ボードの設置、凍った水が入ったペットボトルの設置、冷たく新鮮な水の常時給与などがあります。

なお、エアコンの温度設定でエコ設定の28℃は暑すぎます。皮膚病のワンちゃんやネコちゃんは、23℃以下の設定が必要です。
エアコンの寒さからの逃げ場としてエアコンがあまり効かない空間を設け、行き来が自由にできるようにしましょう。